財団法人立川市地域文化振興財団 インタビュー

飛翔へのメッセージ 木村 大 ギター・リサイタル (2001年12月)

木村 大

飛翔へのメッセージ
木村 大さん
 きむら    だい

★プロフィール★
1982年茨城に生まれる。父、兄弟もまたギタリストという環境に育ち、5歳を待たずして父義輝に師事。88年小学校1年で第13回GLC全国学生ギターコンクール小学低学年の部で1位に、92年には同コンクール高学年の部でも優勝。96年、ギターのコンクールとしては世界最高水準にあるといわれる第39回東京国際ギターコンクールにて、14歳で優勝。97年、バルセロナ音楽祭に招待され、ヨーロッパデビューを果たし、国際的にもその存在が知られることになる。99年秋〜、2000年秋〜の2回にわたる全国リサイタル公演を実施し、今年も全国ツアーを行っている。2002年4月からイギリスへ留学予定。

 12月16日にリサイタルを行う木村大さんに、全国ツアーの合間をぬってメッセージをいただきました。 

Q:ギターを始めたきっかけは?
A:
父がギターの先生をしていた関係から、兄弟みんな演奏をしていました。 だから自然とギターを弾くようになりました。技術的なことはすべて父から教わっていましたが、勧められたり、強制されたことは一度もありません。

Q:ギタリストを目指そうと思ったきっかけは?
A:
これといってありませんが、物心ついたときから将来はギタリストになるんだろうと思っていました。ですが、この気持ちをより強くしたのは東京国際ギターコンクールで優勝できたことですね。幼ない頃から目指していたのでとても嬉しかったです。

Q:演奏会でのこだわりなどがありましたら?
A:
当然ですが、自分自身の音楽を心がけることです。良い意味でわがままにならないと自分を出せないと思うんです。音楽は自己主張しないと相手に伝わらないと思います。

Q:変わったトレーニングがあれば教えて下さい。
A:
エレキギタリストの速いフレーズを同じように弾くことです。

Q:ギタリストを志している方へ、一言アドバイスをお願いします。
A:
ギターは、本当にすごい可能性を持った楽器!だと思います。それを自由自在に操れたらすごくカッコイイですよ。

Q:好きな言葉
A:
大和魂。

Q:尊敬するギタリスト
A:山下和仁さん、ジョン・ウィリアムスさん、ジュリアン・ブリームさんetc。

Q:練習の合間などの気分転換は?
A:CDを聴いたり、とにかく身体を休めること。友達と遊んだりとか(ほとんどできないですけど……)。

Q:最後に、立川のお客様にメッセージを。
A:
立川での公演はもちろん初めてなので、大変楽しみにしています。今回のリサイタルでは、前半は、初めてギターを聴く人たちにとっても、なるべく違和感のない曲をセレクトしました。そして後半のプログラムは、ギターの古典曲をセレクトしたので、もっと深い所に入って欲しいと思います。特に、技術的に大変難しい曲がすべてなんですけど、皆さんにはリラックスして聴いてもらうことが一番です。